メメント

<FONT size=-1>この話に登場する人物は全て架空の人物です。







いい加減頭が鬱陶しくなってきたのと、
夏に向けてイメチェンしようと散髪へ。


おやじ「今日はどうしましょう?」
おれ「ベッカムでよろしく。」
しかも素敵な笑顔で。


おやじ「ベッカムね…。」






…30分後。
鏡に映る自分を見て。
これベッカムじゃねーよ!戸田だよ!
親父、これの何処がベッカムだよ!





これまた30分後。
別の散髪店にて。

おやじ「どんな髪型にしましょう?」
おれ「小野でお願いします。」
ちょっと小声で。


おやじ「小野…あぁ小野ね…」
おぃ!なんか不安だぞ、おい。







30分後。これまた鏡を見て。
小野じゃねーよ!清原だよこれ!
あんな夜の帝王と一緒かよ!






という訳で丸坊主のせです。
決して禿げじゃありません。そこんとこよろしく。
間違ってもグーフィーには似てないと思います。









で、メメント見ました。
一言で言うと超B級。
外から映画を眺める感覚ではなくて、
ぐいぐい読み手を惹きつける作品ですね。
テーマが一般性を欠けてる点で、A級とは言えないんですが
ボクとしては非常に楽しめた作品だと思います。
簡単に物語を纏めてしまえば、徐々に邂逅させていく物語なのですが、
ここで邂逅される対象とされるのは主人公ではなく、
見ている方が邂逅されていく点。
徐々に徐々に謎が解けていくのだけども、
主人公が気づくのではなく、見ている方が勝手に気づくだけです。
要するに作品中にテーマとしての答えらしき答えは出ていません。
見た本人が勝手に感じてくれという風にも取れます。

物語中で非常に巧いなと感じた点は
主人公が「10分しか記憶を留める事が出来ない」ことから、
物語を逆回しに進めていく点でしょうか。
プレイバックよろしく、結果の出ている物を後から後から後述する。
これが興味をそそられました。
で、オチも最高に良かったと言えば不謹慎ですが、
ご都合主義でもなく、上手いことできたなぁというのが
正直な感想です。

ランクで言うとAAA〜E評価の中でA。
ちなみに映画の模倣犯がDで、昨日の「小説家~」がAAてな所です。
残るはグリーンマイルのみ。これまた楽しみです。
長そうだけど。
</FONT>