resume

? 現在の障害児を取り巻く環境
1 障害児学級→学校の中での特別学級
(ア) 現在、小学校で207校、中学校で84校、計291校の障害児学級がおかれている
(イ) しかし、文部科学省は障害児学級廃止の方向を打ち出している
  →「障害児教育はお金がかかる」
  →「本当に廃止して良いのか」

2 障害児学校
3 養護施設

? 現在の障害児教育を生み出した背景
1 明治政府の近代化政策
(ア) 明治5年 学制発布 近代化の名による資本主義的能力主義の取り入れ
→教育によって立身出世が可能(政府主導による奨学奨励)
→知識主義的、功利主義的傾向の授業による能率的な意味での劣等児の発生
→障害児たちの就学猶予、免除といった形での締め出し

(イ) 明治4年 山尾康三 盲唖学校設立の建白書
→ヨーロッパの障害児教育も近代化として取り入れられる

2 戦前の障害者切捨て政策
(ア) 明治11年 古川太四郎 日本初の京都府立盲学校設立
(イ) 明治半ば頃 特殊学級のはじまり
→盲ろう教育に対する知能障害児の教育の遅れは、盲ろう児の方が教育すれば役立つという考えからと、欧米でも盲ろう教育が先行していたという理由から
→しかし、障害児学級は勉強の出来ないというレッテルの下に差別されてきた子供たちの受け皿と位置づけされることが多かった
→その結果、障害児学級は知識主義的な一般教育で疎外されてきた子供たちに教育を施すプラスの側面と、単に効率化された教育で邪魔になる子供たちを収容するマイナスの側面という二面性を担うことになる
→現代でも障害児学級に入級することを拒否する親が多いのには、この時代に障害児を学校自体が疎外し続けたことと、今日においても社会から疎外され得る条件となっていることを親自身がするどく見抜いているからでもある。







こんなの。まだ終わってねー。